九谷焼の中でも金沢周辺で作られるものは特に「金沢九谷」と呼ばれ、精緻な色絵を特徴としています。
九谷光仙窯も「九谷五彩(ごさい)」と言われる色鮮やかな伝統九谷焼を、成型から絵付けまで一貫した手仕事で製作しています。
この箸置きの色合いはまさに九谷伝統の五つの色(赤、黄、緑、紫、紺青)=五彩の釉薬でそれぞれ塗られています。もちろんひとつひとつ職人がムラのないように手作業で丁寧に色を付けています。
鶴の翼、頭、尾はピンとした張りを持ち、かわいらしくシンプルながら凛とした雰囲気を漂わせます。
縁起物の鶴をモチーフにした箸置きは数ありますが、ここまで上質な気品を纏ったものはなかなかないのではと思います。
窯元以外で販売されることの稀な、とても希少な器。
お祝い事などハレの日にお使いいただければ、和やかでおめでたい雰囲気を盛り上げてくれます。ご結婚の引き出物や、長寿のお祝いなどにも最適です。
九谷焼 九谷光仙窯
石川県金沢市
明治3年(1870年)創業の金沢市内にある九谷焼窯元。
伝統的なスタイルの九谷焼を、ろくろによる成形から上絵付まで一貫した手仕事で製作している。
昭和天皇皇后両陛下、上皇陛下、今上天皇陛下、常陸宮殿下など皇室ご来駕の折に御前制作されるなど皇室とのつながりも多く、小泉元首相も来窯するなど、九谷を代表する名門窯元のひとつである。