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会津2日目も快晴なり。
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前日に続いて会津本郷焼の産地へ向かう。
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今日は磁器を作る窯元さんにうかがう。
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あえて外壁は無塗装の板壁仕上げにしてある、
細部にまでこだわりあふれる工房。
庭先を流れるせせらぎには夜は蛍が飛ぶとのことだ。
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こちらで作られているのは白磁の器。
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釉薬を独自に調合してライトブルーがかった
独特の色合いは、「会津の雪」をイメージしているとのこと。
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器の形にも独特の精緻な工夫を凝らし、
絶妙なカーブやしのぎの角度の美しさにはため息が出るほど。
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白磁の器はシンプルなものやスタイリッシュなものが
多く人気があるが、でもどこか無味乾燥な印象を持つこともまた多い。
だが、こちらの窯元の器はクールな色合いながらも
ふんわりと優しい雰囲気をたたえ、
人の手で一所懸命造られた良品のオーラを備えている。
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居心地のいい雰囲気とご当主の情熱的なお話でついつい長居をしてしまう。
気づけば、ずいぶんお腹が減っている…。
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会津に来たなら、本場 喜多方ラーメンは外せない。
惹き付けられるように入った一軒のお店。
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あっさり醤油味のスープに、
ツルツルでモチモチの平打ち麺、
バラチャーシューがまた旨く、箸がとまらない…。
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うん、やはりご当地ラーメンは、
その土地で食べるのが一番うまいね。
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腹ごしらえして、
緑萌える田んぼの中の一本道をひた走る。
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平屋建てのかわいらしい幼稚園の建物が見えてくる
……が、こどもがいる気配はない。
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ここは元幼稚園。
いまは会津木綿の工房に改装されている。
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幼稚園のかわいい雰囲気に、
素朴な会津木綿のテイストがよくマッチしていて実に面白い。
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旧家の蔵にしまいこまれていた昔の織機を運び込み、
一台一台自分達で修理して使えるようにして
木綿製品を生み出している。
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自分達でデザインしたという製品の数々は
素朴な中にもカラフルで優しくあったかい雰囲気。
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元々は地域ごとに固有の柄があったという会津木綿。
今ではそれらを組み合わせたり、
新たな柄をデザインしたりして、現代の生活に活きる
品物のバリエーションを増やしている。
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こんなガチャもっ!
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夕景にそびえる勇壮な磐梯山。
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会津磐梯山は~宝の山よ~♪
の民謡の一節が耳によみがえる。
内陸の盆地である会津は豊富な水と肥沃な土地に恵まれ、
米をはじめ農産物がよく取れ、いずれも本当にうまい。
いい米と言い水があれば、当然お酒もうまい。
豊かな土地には多くの人が集まり、多くの文化、
工芸品が生まれる。
宝の山 磐梯山に抱かれた会津は、
いろんな宝の郷である。