琉球ガラス界の風雲児の異名を持ち、生まれ育った沖縄の海をこよなく愛する具志堅充氏。そんな沖縄の美しくも厳しい海や豊かな自然をモチーフに、独創的な感性で琉球ガラスに新たな旋風を吹き込んでいます。
深い黒と、海の中を想像させる青のグラデーションが表現されたこのグラスは、「青の洞窟」と名付けられています。
青の洞窟とは沖縄中部の恩納村に実在する、岬の先端から海に突き出ている洞窟です。
暗い洞窟の内部に岩のすき間から太陽光が差し込み、反射で内部の海面が神秘的に青く輝きます。
その黒や青の絶妙な色合いを琉球ガラスに映し取ったのがこちらのグラスです。
内側を覗き込んでみると、暗い洞窟の中に輝く青い水面の煌めきが現れ、底の気泡が穏やかな海の揺らぎを演出します。
一般的な黒ガラスは光に当てると透けてしまいますが、こちらのグラスは透けることなく黒さを保ち、深い群青色から明るい青色へと自然なグラデーションで変化していきます。
長めのグラス形状にモールというゆったりとした波模様が付けられ、ビール350mlが泡までたっぷり入ります。
飲むごとに表れる青の変化を楽しみながら、沖縄の海に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
黒い色のグラスはとても珍しく、透明なグラスとはまったく違う引き締まった雰囲気を持ちます。お気に入りの一杯もいつもと違う味わいで楽しめますよ。
※食器洗浄機、電子レンジのご使用はお避けください。
※耐熱ガラス、強化ガラスではありません。
※材質の特性上、ガラスの内部に小さな気泡などがみられる場合がございますが、ご使用上問題ありません。
※ひとつひとつ手作りで仕上げておりますので、大きさ・形・色に多少の違いがあることがあります。
琉球ガラス glass32
沖縄県名護市
2014年8月創業のglass32は、建屋から窯まですべて手作りの琉球ガラス工房。
主宰の具志堅充氏は1999年から数々の工房で修業を行い、2013年にガラス工房 清天を営む松田清春氏に師事し、再生ガラスを使った琉球ガラス制作を本格的に歩み始める。
自身の工房を立ち上げ、黒に濃紺とクリアな青のグラデーションを配した幻想的な作品「青の洞窟」を生み出し、独創的な感性で知られている。
クールな作品から、素材の美しさを最大限に引き出す透明なもの、可愛らしい色を使ったポップな作品まで、シーンに合う多彩なガラス作品を生み出し続けている。