日本六古窯の一つに数えられ、千年もの歴史を持つ「備前焼」。
絵付けをせず、釉薬も一切使わず、1200度以上の高温で堅く焼き締めるなかで自然に生み出される模様が最大の特徴。
全く同じものをニつと作れない"土と炎の芸術"といわれています。
こちらはマットな質感のしっとりとした黄金色が美しい、カップ&ソーサー。
これが備前焼!?と思わせる色合い。
備前の土と顔料を練り合わせた出製陶独自の「色土」が、これまでの備前焼では目にすることのなかったカラフルな色合いを生み出しています。
カップを持ってみると、滑らかな土肌が手にちょうど良くフィットしてくれます。口触りも柔らかく、260mlとたっぷり容量ですので、ふだん使い用のマグカップとしても。
ソーサーはリムがなく銘々皿として使えますので、お茶菓子を載せてマグカップとセットでお楽しみいただけます。
カップとソーサーには、それぞれに襷(たすき)のように入った大胆で力強い筋。
これは「緋襷(ひだすき)」と呼ばれる藁(わら)が燃えた跡。不規則な模様を見つめていると炎の足跡にも見えてきます。
毎日の食卓にも、特別な日のおもてなしにも使える万能なカップ&ソーサー。
自然が生み出す個性溢れる1点モノをお愉しみください。
※すべて手作りのため、一点一点大きさ・形・色・模様に多少の違いがあります。
※食器洗浄機、電子レンジ、オーブン、直火のご使用はお避けください。
※急激な温度変化で破損するおそれがあります。
※ご使用後はよく乾燥させてから収納してください。
備前焼 出製陶
岡山県備前市
備前の土と顔料を練り合わせて作る「色土」を使った新たな備前焼に挑戦する気鋭、山本周作・領作兄弟。
「轆轤(ろくろ)の名人」と呼ばれた人間国宝の山本陶秀氏を祖父に持ち、父である陶芸家 山本出氏に師事した二人は、2014年に備前焼窯元 出製陶を立ち上げ。
代々受け継がれる陶芸の技に、現代の感性をプラスした"暮らしに寄り添う"器作りに励んでいる。