今年何度目の美濃路だろうか。

東名ルートの立ち寄り先は、
浜名湖SAと決めている。

よく晴れた日の朝、
緑の芝と広がる浜名湖の絶景が気持ちいい。


体操をして、
ここでも牛乳をぐいと一息に!


まずはいつもの「吉窯」さんへ。


いつもにこやかな加藤吉夫さんと、
「例のあの商品」について、
秘密のお話をごにょごにょと…。


いいものができる予感!

続いて、
これまたいつもの「豊泉窯 - 丸甚製陶所」さんへ。


いつもおだやかな春田将寿さんと奥様の里美さんと、
こちらも秘密のお話をごにょごにょと…。(笑)


実力ある窯元さんとのコラボレーションは、
当然ビジネスは真剣ですが、
本当に楽しくて刺激になる。


忠之助ノートをお読みの方には秘密続きで大変恐縮ですが、
商品発表までしばしご猶予を…。

日増しに感じる秋の気配にぴったりなモノ、
ご提案させていただきますよー!

多治見の夜は、
いつものラーメン屋さんからの本格喫茶店でシメ。

味、ボリューム、雰囲気ともに大満足!


さて翌日のスタートは、
多治見市の北東 虎渓山から。


禅のお寺 永保寺にて、
1300年代建立の観音堂と開山堂のW国宝建築を見学。


名勝の庭園とあいまって、
美しさと静寂の佇まいに往時の迫力を感じる。。

続いて、
永保寺近くの、かの人間国宝 故 荒川豊蔵氏が開いた窯へお邪魔する。


工場と展示室は、
緑深い林の中にたたずむ庵といった趣。


今でも登り窯と穴窯とで、
素朴で実直で味わい深い作品をずっと変わらず生み出し続けている。


窯詰めのお忙しいときにも関わらず応対いただいた
窯元さんの実直なお人柄がにじみ出る。

続いては、
岐阜県現代陶芸美術館で開催の「大織部展」で目の保養(勉強)。


古田織部没後400年の機会に、
その生涯の研究と同時代の名品を紹介する大イベント。

平日にもかかわらず多くの方々で賑わっている。

目玉は、国宝 志野茶碗 銘 卯花墻(うのはながき)。
国宝に指定されている国焼の茶碗は二点しかないのだそうだ。

その凝縮された美しさと迫力に感動し、
立ち去りがたく二度も見に戻ったスタッフであった。。。

美濃でのラストは、
もはや旧知の仲になりつつある美濃焼作家、
「加藤仁志」さんのもとへ。


ご自身で山から原土を手掘りして、
土の個性を活かしたあたたかみのある粉引や志野の器を制作されている。

スタッフの家でも日常的に使わせてもらっているが、
あらためてじっくり拝見した器は、
控えめだがはっきりした個性と誠実な仕事ぶりに感嘆…。

その場で色々と相談をごにょごにょと…。(笑々)


かなりの強行軍だったが、
昔から今に至るまでの美濃焼を支える職人の底力をあらためて感じた旅となった。


軽く告知を…。

当店オリジナルのお茶セット、
近日発売予定です!


乞うご期待。