快晴である。
今日は一路有田へ。


言わずと知れた、
磁器の本場、有田焼が目当てである。


有田焼は1600年代初頭から始まる、日本の磁器製品の元祖である。

泉山、天草の良質な陶石を原料に、
染付・柿右衛門・金襴手など、素朴なものから絢爛豪華なものまで、
磁器製品を生産し続けている。

当初は伊万里港から積み出しされていたために、
「伊万里焼」とも呼ばれている。

まずは天保年間(1830年)創業の、
染付の器を中心に制作している窯元「しん窯」さんへ。


「よかったら工場を見ていってください」と、
アポなし訪問の我々をあたたかく迎え入れてくださる。


工場の中はなんと見放題。
手作りの器づくりの最前線で気迫がすごい。


真っ白な素地に、
呉須という青色で絵を描く。


ほかの装飾がない分ごまかしがきかない。

真剣勝負の現場だが、
職人さん方は何でも聞いてくださいと気さくに声をかけてくださる。


規模の大きい窯元だが、
ひとつひとつに職人さんの気迫が宿る手作りの器。

ホンモノが持つ懐の広さに感じ入った当店スタッフであった。


有田の街を歩く。


古い街並みを保存している地区、
トンバイと呼ばれる窯を作る耐火レンガを使って作られる塀が続く地区など、
昔から続くやきものの町の伝統をいたるところに感じることができる。


先祖から続く古民家を改修して、
新進気鋭の職人が営む、
現代風に白でデザインされた生活の器を作成する窯元。


明治創業の宮内省御用達の老舗窯元は、
伝統を踏まえながらも常にモダンの先を行く製品が目を引く。


昼食は、名物「有田焼カレー」を。


極上のカレーが、
これまた極上の有田焼の器で供される。

驚くことに、器ごと買える…。


こちらは有田町立歴史民俗資料館。

コンパクトだがモダンできれいな資料館は、
有田焼の歴史・製法・名物など、見ごたえ十分。


一日やきものを見てまわってきたが、まったく飽きない。

これが有田の底力か…。